繊細さん(HSP)であるあなたは…
会社上司の非建設的なくだらない説教を真剣に聞き、
毎日消耗している。
もちろん聞きたくて聞いているわけではない。
上司という存在である以上、
相手の話は真剣に聞かざるを得ないという状況。
消耗するし、時間も無駄なのでなんとかしたい。
と職場や仕事で悩んでいませんか?
本記事では、以下の内容を提案します。
1.会社上司の非建設的なくだらない説教を真剣に聞く必要なし
2.繊細さんは会社上司から「説教の標的にしてOK」なと見なされやすい
3.会社上司の説教をより少なくし標的から外れる方法
4.会社上司のくだらない説教で消耗したときの回復方法
5.まとめ:繊細さん(HSP)として生きるのが楽になる対処法(マイルール)
この記事によって繊細さん(HSP)が会社や職場で働きやすくなることを願ってやみません。
この記事を書いている私は、
繊細さん(HSP)として10年間にわたり電機メーカーでエンジニアとして働いています。
僕も繊細さん(HSP)なので、この記事を読んでいるあなたと職場や仕事で同じ経験を何度もしています。
繊細さん(HSP)は、話しかけられやすい、相談されやすいことが多いと思います。
それと同時に、職場でのくだらない話や愚痴、説教などの対象にもなりやすいですよね。
周りにも人はたくさんいるのに、なぜか私に説教じみた非建設的で愚痴のようなくだらない話をしてきます。
1日20分くらいこのくだらない説教を聞いていると気が滅入って、消耗していました。
しかし、対処法を継続して実践してからは、ぐったり疲れることもなくなりました。
さらに、上司に必要以上に話しかけられることもなくなりました。
繊細さん(HSP)である「あなた」は決して悪くありません。
残念なことに、どうしても人との関わり方が優しい繊細さん(HSP)は、会社上司の標的になりやすいのです。
繊細さん(HSP)自身の性格や人間性を変えることはありません。
意識して変えなくてはならないのは人との関わり方です。
どうすれば会社上司の説教の対象となりづらいのか、立ち止まって考えてみましょう。
今日はそのヒントや私の対処方法を提案します。
会社上司のくだらない説教を真剣に聴く必要はない

私たち繊細さん(HSP)は、人の話はすべて真剣に聴くものだと生まれながらに脳内にプログラミングされています。
私もほとんどの場面で目の前で人が話していると、どんな内容であれ真剣に聴いてしまいます。
でも、ちょっと待ってください。
・テレビやラジオなどのどーでもいい話
・駅などで行われる議員さんの街頭演説
まで真剣に聴いていませんよね?
耳には入ってきますが、心は消耗しません。
なぜなら興味がないからです。
自分のためにならない話は真剣に聴かない
会社上司の非建設的なくだらない話も真剣に聞く必要はありません。
なぜなら、消耗してまで聞く価値がないからです。
上司が仕事上の建設的で的を得た話をしているのであれば、真剣に耳を傾けた方が良いと思います。
しかし「非建設的でくだらない、説教じみた的を得ない内容だ」と周りの人も感じているのでしょう。
だから、あなた以外の人(職場の非繊細さん)は真剣に話を聞かないことを選択したのです。
真剣に聴かないと上司との関係が悪くなるのか
「会社の上司だから話を聴かないと関係が悪くなる」
不安だ…と私たち繊細さん(HSP)は考えてしまいます。
その通りです、上司と関係が悪くなることは、私たち繊細さん(HSP)にとって最悪の事態です。
でも、本当に悪くなるのでしょうか。
ここで気が付いて欲しい新しい考え方は、あなたと上司の関係が「良い」or「悪い」の2択ではないことです。
目指すところは第3の選択肢である「無関心(関係が希薄)」の領域です。
上司の話を無視して「上司との関係を悪くしろ」と言っているのではありません、安心してください。
あなたが上司に無関心(関係が希薄)になり、そして上司があなたに無関心(関係が希薄)になる状態を目指します。
上司との関係を悪くする、ということではありません。
あなたが会社に雇われている理由
あなたは、会社や職場で「仕事を進める」ために雇われているのです。
明らかに心が消耗し、仕事の効率がダウンするような説教を聞いている暇はありません。
・建設的で中身のある話は真剣に聴く
・仕事を進めるための質問はドンドンする
そのような仕事熱心な人であれば問題ないわけです。
とりあえず「上司でもくだらない説教を真剣に聴く必要はないのか」とアタマで理解できれば合格点です。
繊細さんは会社上司から「説教の標的にしてOK」と見なされやすい

なぜか苦手なタイプの人によく話しけられる繊細さん(HSP)です。
同期が集まった時や部門内にこれだけ人がいるのに、なぜ「ヤバそうな奴」に私たち繊細さん(HSP)は高確率でからまれるのでしょうか。
勘弁してほしいですよね。
あなたの人間性ではなく「攻撃しやすいと思わせる言動」が問題
今回の件「会社上司の非建設的なくだらない説教」の標的となっている場合だと、あなたは会社上司に「くだらない説教の標的にしてOK」なキャラとみなされています。
しかも、最悪なことにコレだけ人数がいる中でのトップ当選でしょう。
勘違いしてはいけないのは、あなたという人間性や価値が「くだらない説教の標的にしてOK」なのではありません。
あくまでも問題は、会社上司から「そう見なされている、そう認知されている」ということです。
繊細さん(HSP)の素晴らしい特殊能力が落とし穴
繊細さん(HSP)の特徴として、人の話を親身になって聴けるという素晴らしい能力があります。
悲しいことに、この能力が裏目に出ているのです。
相談されたり、愚痴を聴いたり…繊細さん(HSP)にはよくあることです。
「あなたに相談して心が軽くなった」
「また、お話を聴いて欲しい」
「ありがとう」
こちらとしては普通に聴いているだけなのですが、こんなふうに感謝されることもあったのではないでしょうか。
まるで相手の感情が見えるかのようにうなずき、話を聴く表情も自然と相手の心をくすぐります。
その話を聴く様子が、会社上司を勘違いさせてしまったのです。
悲しいことにあなたが
「何を言っても問題ない」
「絶対に反撃なんてしてくるタイプではない」
「くだらない説教の標的にしてOK」
なキャラクターであると見なす原因になっています。
会社上司の説教をより少なくし標的から外れていく方法

会社上司のくだらない説教を長々聞いていると本当に消耗しますよね。
当時の私は過呼吸になり、身体が痺れて医務室に運ばれるほどでした。
ここでは、聴く必要がない上司のくだらない説教の標的から徐々に外れていく方法をお話しします。
名付けて「好きの反対は無関心である」作戦
私たち繊細さん(HSP)は、会社上司を意識しすぎです。
あなたが会社上司を意識すると、その言動から、会社上司もあなたの事を意識します。
そこで、上司の存在と話の内容に興味を持たないように意識し、それを訓練する必要があります。
なぜなら、人は自分の存在や話に興味を持って聴いてくれない人に冷めるからです。
・あなたに説教をしたい気持ち
・説教をして得られる気持ちよさ
を低下させる作戦です。
そして、少しずつ、
・会社上司のくだらない説教の時間を減らしていき
・説教の対象自体からフェードアウト
するという作戦です。
日々の積み重ねで状況を変える
具体的には、日頃から会社上司に意識を向けない、興味を持たないように意識しましょう。
私は「会社上司=マンホールのフタ」だと意識していました。
そして、話しかけられたときは決して無視せずリアクションを薄くするのです。
マンホールのフタがこっちに飛んで来たらクールに避ければ良いのです。
具体的には、返事はクールに、解答は低限の説明とします。
テンポよく返事をすると、相手の攻撃のリズムに乗ってしまうことになります。
言い訳じみた回答をすると、新たな攻撃の対象となります。
あくまでも、人として最低限のラインを保った薄いリアクションで対応するのです。
明日からガラッと対応を買えるのはNG
ここで、いきなりリアクションを薄くしたら上司の反感を招き、さらに攻撃されるのでは…と不安になります。
気を付けるポイントは相手が気付かない程度に少しずつリアクションを薄くしていくのです。
一ヶ月や半年くらいかけて、ゆーっくりとリアクションを薄くしていきます。
イメージは自分のリアクションを10段階にわけて、10⇒9⇒8…とつまみの値を小さくしていく感じです。
ラジオやボリュームのつまみを回すイメージです。
会社上司を実験で使うモルモットに見立てて、毎日少しずつ試験をするイメージも良いですね。
あなたが会社上司をコントロールするのです。
ポイントはあなたが上司に興味を持たないこと
・あなた自身が上司に興味を持たないこと、
・上司に対するリアクションを少しずつ薄くすること
によって、相手の自分に対する興味が小さくなります。
すると、非建設的でくだらない説教をされる時間や頻度が徐々に短くなり、最後には標的から外されます。
ただし、あきらかにパワハラやセクハラの場合は無理をせずに、適切な場所(人事総務部・労働組合・上位上司など)へ相談しましょう。
証拠は録音し、日付を書いておくだけでOKです。たくさん証拠を残しておきましょう。
会社上司のくだらない説教で消耗したときの回復方法

私は、会社上司のくだらない説教を聴き出してから10分ぐらいで過呼吸気味になり、20分後にはギリギリ苦笑いできる、という感じでした。
最初は笑顔で満足そうに上司の説教を聴いているのですが、やっぱり心が無理をしているのでしょう。
会社上司のくだらない説教が終わってからは、グッタリして呼吸を整えている状態です。
その後の仕事も2時間くらい手がつきませんでした。
家に帰ってからも会社上司のくだらない説教が頭から離れず、夜の眠りも浅い状態でした。
次の日も会社に行きたくありません。
消耗した時の回復方法は2ステップ
そんな状況でたどり着いた、消耗したときの回復方法は2ステップあります。
1.まず落ち着く
2.嫌な記憶から意識をそらす
過呼吸になったり、心が乱れて正常な判断ができない状態から回復するために、まず、落ち着くことが大切です。
会社をやめるとか、会社上司の喧嘩を買ってしまう、あなたがブチ切れてしまうなど、あとに引けなくなっては大変です。
私は過呼吸で身体が痺れてしまい、医務室に運ばれたことがあります。
そして、落ち着いてから残りの仕事をスムーズに終わらせたり、家で悶々と悩んで苦しまないために、頭から離れない嫌な体験から意識をそらすのです。
私のやっている2ステップの具体例
具体的に私の場合は、下記のようなことをしていました。
まず落ち着くために…
・その場を離れる
・炭酸やジュース、お茶を飲む
・ニュースを観たりラジオを聴く
嫌なことから意識をそらすために…
・目の前の仕事に集中する
・お笑い番組やユーチューブを見る
・ブログの構成、資産運用について考える
頭から「上司のくだらない説教」が消え去るまでの時間はその日その日で違います。
私の場合は「興味があり、かつ頭を使う作業」をすると効果が高いです。
体を動かす、人と話す、音楽を聴く、歌う…など効果的な人もいるでしょう。
人やおかれた環境によってできることは違うと思うので、色々と試してみることが大切です。
私もランニングしたり、ゲームをしたり色々と試行錯誤しました。
気持ちが切り替わらないときのオススメな行動
いろいろ試したけど気持ちが切り替わらない…という繊細さん(HSP)もいるでしょう。
そんなときは「不満な現状を変える」ための根本的な原因に対処する行動がオススメです。
例えば「こんなストレスフルな会社にいる時間を少しでも短くしたい!」のであれば…
・生活費を安くする工夫ができないか考える
・月数万円の副収入を得るために行動する
・テレワークが多い会社への転職活動をする
このような「不満な現状を変える」改善活動であれば、真剣に集中して取り組めると思いませんか。
この部分は人によって千差万別な対処方法となります、いろいろと試してみることが肝心です。
まずは「とにかく落ち着き、そして嫌な記憶から意識をそらす」これだけ覚えておくと、
あふれ出す悲しみと怒りの感情に押し続されることが減りますよ。
まとめ:会社や職場で繊細さん(HSP)として生きるのが楽になるマイルール

繊細さん(HSP)が会社上司の「くだらない説教」で消耗するときの対処方法をまとめます。
会社上司の非建設的なくだらない説教を真剣に聴く必要はありません。
建設的な話にのみ耳を傾け、たんたんと仕事をするだけです。
そして、会社上司のくだらない説教の標的から徐々に外れる方法は、会社上司のすべてに興味を失うことです。
反応、リアクションを徐々に薄くしていき、会社上司のあなたに対する攻撃欲を低下させましょう。
攻撃する理由を徹底的に排除します。
会社上司のくだらない説教で消耗したときは、まず落ち着き、そして嫌な記憶から意識をそらしましょう。
会社ではその場を離れて、飲み物を飲む。
そして落ち着いてから仕事に集中するのがおすすめです。
会社を出たら自分の興味のあることに集中して積極的に気持ちを切り替えましょう。
以上が、繊細さん(HSP)の私が実践している「会社上司のくだらない説教で消耗するときの対処方法」でした。
すべての繊細さん(HSP)に最善の対処方法ではないかもしれませんが、少しでも会社や職場のストレスが減ることを願っています。
恐ろしいことに攻撃する側の人間は、自然とあなたを攻撃する理由を探しています。
なので、反応…リアクションを相手に気づかれないくらいの期間で少なくしていき、
攻撃の理由を与えないことが原則です。
会社上司の存在事態に心から冷めましょう。
あなたの人間性を変える必要はありません、会社上司との関わり方を変えて、攻撃の理由を少なくするのです。
会社上司はマンホールのフタや実験のモルモットだと思って、クールに対処しましょう。

